名古屋空港と中部国際空港の違いは?

名古屋空港(県営名古屋空港・小牧空港)中部国際空港(セントレア)は、 どちらも愛知県にある空港であることからしばしば混同されます。 ですが、両空港にはいくつかの重要な違いがあります。

位置の違い

名古屋空港(県営名古屋空港・小牧空港)は愛知県西春日井郡豊山町にあり、 名古屋市中心部から約20kmの距離にあります。

県営名古屋空港のホームページ

中部国際空港(セントレア)は愛知県常滑市沖合にあり、 名古屋市中心部から約40kmの距離にあります。 「セントレア」は、英語の「central(中部地方)」と「airport(空港)」を組み合わせた造語で、 中部地方に位置する中部国際空港の愛称です。

中部国際空港のホームページ

就航路線の違い

名古屋空港

名古屋空港は国内線のみの就航です。 就航航空会社はJAL(日本航空)とFDA(フジドリームエアラインズ) です。

就航先の空港一覧は次のようになっています。国内線9

札幌丘珠、青森、いわて花巻、山形、新潟、 出雲縁結び、高知龍馬、福岡、阿蘇くまもと

中部国際空港

中部国際空港は、国内線と国際線の両方の就航です。

就航航空会社は、 JAL、ANA、スカイマーク、フジドリームエアラインズ、ソラシドエア、 ジェットスタージャパン、ピーチ・アビエーションなどの国内航空会社に加え、 中国国際航空、中国東方航空、韓国航空、タイ国際航空、 シンガポール航空などの多くの国際航空会社も運航しています。

就航先の空港は国内線19、国際線21となっています。

国内線

札幌、仙台、東京(羽田・成田)、大阪(伊丹・関西)、 福岡、沖縄(那覇)、広島、岡山、松山、高松、徳島、高知、 出雲、米子、富山、金沢、小松、福井、山口宇部

国際線

上海、北京、香港、ソウル、台北、バンコク、シンガポール、 ホーチミン、ジャカルタ、マニラ、ホノルル、サイパン、グアム、 ハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、 フランクフルト、ヘルシンキ、ロンドン、パリ

アクセスの違い

名古屋空港へのアクセスは、バスがあります。 名古屋駅、JR勝川駅、名鉄西春駅からバスが出ています。 それぞれ約20分で到着します。

中部国際空港へのアクセスは、電車名古屋港湾空港連絡鉄道(ミュースカイ)とバスがあります。 ミュースカイは名古屋駅から約30分、バスなら約1時間で到着します。

特徴の違い

名古屋空港は1952年に開港した歴史ある空港です。市街地に近いため、アクセスが良好です。 かつては中部地方の空の玄関口として機能していました。

中部国際空港は、2005年に開港した新しい空港です。海上空港であり、景色が美しいことで知られています。 また、免税店やレストランなどの商業施設も充実しています。 現在の中部地方の空の玄関口として機能しているのは中部国際空港の方です。

まとめ

名古屋空港と中部国際空港の違いを表にすると以下のようになります。

項目名古屋空港中部国際空港
位置愛知県西春日井郡豊山町愛知県常滑市沖合
就航路線国内線のみ国内線・国際線
アクセスバス名古屋港湾空港連絡鉄道(ミュースカイ)、バス
特徴かつての中部地方の空の玄関口現在の中部地方の空の玄関口

どちらの空港を利用するかは、行先や目的、好みによって異なります。 国内線のみの利用で、市街地へのアクセスを重視するなら、名古屋空港がおすすめです。 国内線と国際線の両方の利用で、海上空港の景色を楽しみたいなら、中部国際空港がおすすめです。