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【2025年】資本主義のおすすめ本ランキング!歴史や限界を学ぶ

資本主義」のおすすめ本ランキングを紹介します。

「資本主義」と聞くと経済やお金の話を思い浮かべる人が多いでしょう。 しかし、それはほんの一面に過ぎません。 資本主義は社会の価値観や人々の生き方、 さらには政治や文化にも大きな影響を与えています。

この記事では資本主義をテーマにしたおすすめの書籍を厳して紹介します。 歴史的背景や限界、最新の議論まで、 幅広い視点で資本主義を読み解くことで、 世界の見え方が変わる読書体験をお楽しみください。

目次
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1位: 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する (文春新書 1474)

9784166614745
22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する (文春新書 1474)
発売日: 2025-02-20
成田 悠輔(著)
1,100円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

成田悠輔氏が描く未来の経済社会を大胆に予測した一冊です。 急速に進化するAI技術や仮想通貨の台頭、 そして資本主義が加速する現代において、私たちの経済活動はどこに向かうのか。

数十年後に訪れる「お金が消えた社会」を描き、 資本主義が人間の身体や心までも商品化する未来を予見します。 市場と国家の関係の崩壊、そして「データ資本主義」の出現がもたらす新たな経済像とは? 人々が経済をどのように捉え直すべきか、独自の視点でその未来を示唆します。

口コミ


プラスのレビュー

・複雑な内容を短く明快にまとめていて、読みやすい。

・「招き猫システム」の新しい経済モデルに可能性を感じた。

・第2章以降は考えさせられる内容が多く、とても面白かった。

・「一物多価」や情報国家への移行がリアルに描かれている。

・成田氏の未来予測は哲学的で現代技術の積み重ねを感じられる。

・文章に皮肉が散りばめられ、お金に頼らない親切の大切さを考えさせられた。

・お金が絶滅する未来を想像させる、刺激的なSF的要素がある。

マイナスのレビュー

・お金が不要になる過程の説明が難しく、理解に時間がかかる。

・システムが全て機械的で、人間の感情や信頼が軽視されている気がする。

詳細情報

タイトル 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する (文春新書 1474)
著者 成田 悠輔(著)
出版社 文藝春秋
発売日 2025-02-20
商品コード 9784166614745
ページ数 240ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第0章 泥だんごの思い出
第1章 暴走 すべてが資本主義になる
 資本主義とは何か
 寓話1:私は詐欺師 ほか

第2章 抗争 市場が国家を食い尽くす
 お金とは何か
 お金は意外に若く狭い ほか

第3章 構想 やがてお金は消えて無くなる
 やっぱり猫が好き
 「お金は諸悪の根源である」 ほか

2位: 「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉 (文春新書 1104)

9784166611041
「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉 (文春新書 1104)
発売日: 2017-03-17
原 丈人(著)
1,067円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

原丈人氏が提唱する新しい資本主義の形を描いた一冊です。 米国流の株主資本主義が招く短期利益重視の悪循環に警鐘を鳴らし、 企業が長期的視点で社会貢献を重視すべきだと訴えます。

シリコンバレーでの経験を通じて、 株主優先主義が企業の研究開発力や従業員の利益を犠牲にしている現状を目の当たりにした原氏は、 日本が「公益資本主義」を先導すべきだと確信。 税制や金融ルールの改革を通じて、 マネーゲームから中長期投資へ資金を誘導する必要性を説きます。

口コミ


プラスのレビュー

・公益資本主義の考え方がわかりやすく、多くの人に利益を還元する視点が新鮮。

・日本の新しい指導者にぜひ読んでほしい、現代に合った資本主義の提案。

・中長期的な経営や公平な利益分配など、具体的な実践策が示されている。

・米英型や中国型資本主義の問題点を乗り越える解決策として期待できる内容。

・少子高齢化や経済停滞の中で、日本に希望をもたらす考え方が示されている。

・投機的な株主への批判やROE重視の見直しに共感できる部分が多い。

・税制改革や長期株保有の優遇など、実現してほしい具体的な政策案がある。

マイナスのレビュー

・日本の現実と乖離しており、疑問を感じる部分がある。

・岸田政権との関係が強調されすぎて、客観的な視点に欠けている気がする。

詳細情報

タイトル 「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉 (文春新書 1104)
著者 原 丈人(著)
出版社 文藝春秋
発売日 2017-03-17
商品コード 9784166611041
ページ数 256ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

1章 グローバリズムの終焉
2章 日本と世界を滅ぼす株主資本主義
3章 アメリカでアメリカモデルの限界を知る
4章 公益資本主義とは?
5章 公益資本主義の12のポイント
6章 公益資本主義・実践編―モノづくり最適国家の実現
7章 対談 GDP600兆円実現のために

3位: 働かないおじさんは資本主義を生き延びる術を知っている (光文社新書 1335)

9784334104733
働かないおじさんは資本主義を生き延びる術を知っている (光文社新書 1335)
発売日: 2025-02-19
侍留 啓介(著)
990円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

現代の資本主義社会における生き残り戦略をユーモラスかつ鋭く描いた一冊です。 著者は資本主義が完璧なシステムではなく、 偶然の積み重ねで成立した「ハリボテ」にすぎないと指摘します。

では、その不完全なゲームの中で私たちはどう生きるべきか。 資本主義の枠組みを理解し、従業員として賢く生きる道を模索します。

「働かないおじさん」はその象徴であり、敵ではなく生存戦略のヒントを持った存在。 本書は、資本主義のリアルを冷静に見つめ、 今ある社会の中で生き抜くための知恵を授けてくれます。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の本質を簡潔な文体でわかりやすく解説しており、読みやすい良書。

・資本主義の歴史的成り立ちを学術的に分析し、現代社会のあり方を考えるヒントになる。

・「働かないおじさん」の視点から資本主義との付き合い方を示唆するユニークな内容。

・資本主義の欠陥を指摘しつつ、現実的な選択肢を提示する実践的な一冊。

・リベラルアーツ的な教養を深めるのに役立つ、大人向けの知的刺激がある。

・資本主義が偶然の産物であるという指摘が、社会の多様な可能性を感じさせる。

マイナスのレビュー

・資本主義の歴史解説が中心で、タイトルにふさわしい独自の視点が後半に偏りすぎている。

・「働かないおじさん」の逆張り論が働く意欲を削ぐ印象を与える部分がある。

詳細情報

タイトル 働かないおじさんは資本主義を生き延びる術を知っている (光文社新書 1335)
著者 侍留 啓介(著)
出版社 光文社
発売日 2025-02-19
商品コード 9784334104733
ページ数 264ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 ハリボテの資本主義
 何が資本主義を生み出したのか
 宗教としての資本主義

第2章 キャリアアップという幻想
 奴隷と企業人
 「努力教」に背を向けて

第3章 資本主義ゲームを生き抜くための処方箋
 資本主義はやめられないのか
 個人としてどう生き抜くか

4位: プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3)

9784003420935
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3)
発売日: 1989-01-17
マックス ヴェーバー(著), 久雄, 大塚(翻訳)
1,353円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

禁欲的なプロテスタント倫理が 近代資本主義の誕生に大きく寄与したという歴史の逆説を明らかにした名著です。 カルヴィニズムの予定説や「天職」観が、労働を神聖なものとし、 禁欲的に勤勉に働くことが富の蓄積や合理的経営へとつながったと論じます。

営利追求を否定する宗教的価値観が、 結果的に資本主義の精神的基盤となった過程を、詳細な宗教社会学的分析を通じて解説。 現代資本主義の精神的支柱やその変容も指摘し、 社会や経済の成り立ちを考える上で今なお示唆に富む一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・プロテスタントの倫理が資本主義形成に与えた影響を深く分析し、理解が深まる。

・資本主義の精神的基盤を宗教的視点から解き明かした古典的名著。

・情報量が多く、学術的に充実した内容でコスパが良い。

・改訂版で読みやすくなり、学生や社会人にもおすすめできる内容。

・働く意味や資本主義の本質を考え直すきっかけとなる刺激的な一冊。

・西洋の産業革命の背景にある思想を探るための重要な手がかりが得られる。

・生産側から資本主義を分析し、消費との両義性を浮き彫りにしている。

マイナスのレビュー

・専門用語の説明不足が多く、理解しづらい部分がある。

・キリスト教の宗派に関する注釈がなく、前提知識がないと読み進めにくい。

詳細情報

タイトル プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3)
著者 マックス ヴェーバー(著), 久雄, 大塚(翻訳)
出版社 岩波書店
発売日 1989-01-17
商品コード 9784003420935
ページ数 352ページ
サイズ文庫判
高さ15cm
販売ページ

本の目次


訳者序文
文庫版への序
著者序言

第一章 問 題
一 信仰と社会層分化
二 資本主義の「精神」
三 ルッターの天職観念──研究の課題

第二章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理
一 世俗内的禁欲の宗教的諸基盤
二 禁欲と資本主義精神

訳者解説
主要索引

5位: 資本主義の次に来る世界

9784492315491
資本主義の次に来る世界
発売日: 2023-04-21
ジェイソン・ヒッケル(著), 野中 香方子(翻訳)
2,640円 (2025/05/09 時点の書籍価格)
「成長」を前提としない新たな社会の可能性を探る挑戦的な文明論です。 デカルトの二元論によって切り離された「人間」と「自然」は、 資本主義の下でさらに分断され、自然や身体は「外部化」されてしまいました。 現代資本主義が人間のニーズを真に満たすのではなく、 むしろ“満たさないこと”を目的として機能していると指摘。 その仕組みから脱し、「少ないほうが豊か」であるという価値観に立脚した、 新しい経済システムの構築を提案します。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の問題点を自然環境の視点からわかりやすく解説している。

・成長至上主義の限界を示し、新しい社会のあり方を考えさせられる。

・低賃金労働や環境破壊の背景を丁寧に説明している。

・人間関係やコミュニティの大切さを再認識させる内容が印象的。

・技術革新だけでは環境問題は解決しないと科学的根拠を示している。

・アニミズムや多元論的な考え方を現代社会に活かす提案が新鮮。

・政治家や企業経営者に読んでほしい、成長依存からの脱却を説く本。

マイナスのレビュー

・専門用語や哲学的な内容が難しく、読み進めるのに時間がかかる。

・資本主義の限界ばかり強調し、現実的な解決策が不足している印象。

詳細情報

タイトル 資本主義の次に来る世界
著者 ジェイソン・ヒッケル(著), 野中 香方子(翻訳)
出版社 東洋経済新報社
発売日 2023-04-21
商品コード 9784492315491
ページ数 326ページ
サイズ46判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

はじめに 人新世と資本主義
第1部 多いほうが貧しい
 資本主義―その血塗られた創造の物語
 ジャガノート
 圧倒的破壊力
の台頭
テクノロジーはわたしたちを救うか?

第2部 少ないほうが豊か
 良い人生に必要なものとは何か
 ポスト資本主義への道
 すべてはつながっている

6位: 入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才 (PHP新書)

9784569856186
入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才 (PHP新書)
発売日: 2024-11-19
中野 剛志(著)
1,540円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

「創造的破壊」という概念を提唱した 経済学者シュンペーターの理論を現代の視点で捉え直す一冊です。 イノベーションを起こすのは環境に順応しない “精力的な人間”であるとするシュンペーターの主張を手がかりに、 現在の経済停滞を読み解きます。

日本経済が低成長に陥ったのは、 シュンペーターが説いた理論とは真逆の政策を取り続けたからだと指摘。 企業の短期利益重視や内部留保の偏重、 イノベーションの担い手としての大企業の衰退など、 現代資本主義の問題点を多角的に掘り下げます。

さらに、資本主義が成功するがゆえに崩壊し、 社会主義に向かうというシュンペーターの未来予測が、 今まさに現実になりつつあるという視点も示されます。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義から社会主義への転換を歴史の必然として論じた点に納得感がある。

・シュンペーターの「創造的破壊」理論を誤解なく解説し、現代の経済課題と結びつけて分析している。

・「失われた30年」の原因を明快に説明し、中小企業の現状と資本主義の限界を関連付けた視点が興味深い。

・100年前の理論が現代の少子化やデフレ問題を予見していたことに驚きを感じる。

・信用創造やMMTの源流となるシュンペーターの思想を分かりやすく解説した点が評価できる。

・企業経営学の入門者にも理解しやすいよう、チャンドラーやペンローズの理論を交えて説明している。

・シュンペーターの主要著作のエッセンスを噛み砕き、現代政策への応用可能性を示唆している。

・「資本主義の自壊」という予言を、大企業と公共セクターの関係性から具体的に説明している。

マイナスのレビュー

・「創造的破壊」の誤解を正す内容ながら、終盤の政策提言が現実離れしている印象を受けた。

・シュンペーターの原典解説と著者の現代分析が混在し、焦点が散漫になる箇所がある。

詳細情報

タイトル 入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才 (PHP新書)
著者 中野 剛志(著)
出版社 PHP研究所
発売日 2024-11-19
商品コード 9784569856186
ページ数 336ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 どんな人がイノベーションを起こすのか
第2章 資本主義とは何か
第3章 なぜ日本経済は成長しなくなったのか
第4章 創造的破壊とは何か
第5章 企業の成長戦略
第6章 どんな企業がイノベーションを起こすのか
第7章 シュンペーター的国家
第8章 資本主義は生き延びることができるのか

7位: 倫理資本主義の時代 (ハヤカワ新書)

9784153400283
倫理資本主義の時代 (ハヤカワ新書)
発売日: 2024-06-19
マルクス・ガブリエル(著), Markus Gabriel(著), 土方 奈美(翻訳), 斎藤 幸平(監修)
1,320円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

資本主義が抱える環境破壊や格差といった現代的課題に対し、 「倫理」を組み込むことで新たな活路を見出そうとする書籍です。

道徳的価値と経済的価値の再統合を提唱し、企 業における倫理部門や最高哲学責任者(CPO)の設置、 AIの社会的技術としての再定義、 さらには子どもたちへの投票権付与など具体的な改革案を示します。

アダム・スミス氏やカント氏らの哲学を土台に、 倫理的な行動こそが持続的成長と社会の善を両立させると説く本書は、 現代社会における資本主義のあり方を根本から問い直します。

口コミ


プラスのレビュー

・現代資本主義の問題に哲学的視点から希望ある解決策を示している。

・AI時代における人文知の重要性を再認識できる内容。

・経済価値と道徳価値の再結合を提唱し、新しい倫理資本主義をわかりやすく解説。

・SNSや格差問題など現代社会の課題に対する哲学的な回答が示されている。

・仕事の考え方に役立つ実践的なヒントが多い。

・伝統的な資本主義とマルクス主義の枠を超えた新しい視点が得られる。

・著者の思想が丁寧に咀嚼されており、深く考えさせられる。

マイナスのレビュー

・理念は共感できるが、具体的な実現方法がほとんど示されていない。

・「倫理資本主義」などの概念が曖昧で理解しづらい部分がある。

詳細情報

タイトル 倫理資本主義の時代 (ハヤカワ新書)
著者 マルクス・ガブリエル(著), Markus Gabriel(著), 土方 奈美(翻訳), 斎藤 幸平(監修)
出版社 早川書房
発売日 2024-06-19
商品コード 9784153400283
ページ数 304ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1部 哲学者、経済を考える
 「倫理」「資本主義」「社会」を定義する
 入れ子構造の危機―現状の複雑性

第2部 倫理資本主義
 経済学の危機
 道徳的価値と経済的価値をリカップリングさせる―新しい啓蒙への道
 ヒトという動物―協力を最優先する
 道徳的進歩と持続可能性
 追伸:物象化としての「資本主義」

第3部 応用篇
 CPOと倫理部門
 子どもたちに選挙権を!
 形而上学的パンデミック―欲望をコントロールする
 次世代のAI倫理

8位: 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書 1740)

9784480075659
資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書 1740)
発売日: 2023-08-07
ナンシー・フレイザー(著), 江口 泰子(翻訳)
1,210円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

資本主義が私たちの生活や自然、ケア労働、 公共サービスなど生存基盤を食い物にしながら肥大化する 「共喰い資本主義」の実態を鋭く批判する一冊です。

経済成長や表面的な格差是正策では根本的な問題は解決せず、 資本主義システム自体が社会や環境を荒廃させ、 私たちの幸福を阻む構造を持つと論じます。

金融資本主義による搾取と収奪、ケア労働の過小評価、 環境破壊など多角的な視点から、 持続不可能な現状を打開するためには資本主義そのものを問い直す必要があると提起しています。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の本質を搾取と収奪の観点から鋭く分析し、現代社会の問題点を浮き彫りにしている。

・「資本が自然や民主主義さえも消費する」という独自の視点が新鮮で、認識を大きく変えられる。

・マルクス主義の枠を超え、人種差別や環境問題など多角的な視点で資本主義を批判的に捉えている。

・歴史的な資本主義の成り立ちから現代の金融危機まで、壮大なスケールで問題を整理している。

・「成長信仰」への疑問を投げかけ、資本主義の限界を平易な言葉で説得力を持って提示している。

・専門知識がなくても、資本主義への違和感を言語化する手助けとなるわかりやすい解説が特徴。

・従来の資本家vs労働者という単純な構図を超え、現代の複合的な課題を包括的に分析している。

マイナスのレビュー


・具体的な解決策よりも現状批判に終始し、実践的な提案が不足している印象を受けた。

・「搾取」「収奪」の概念説明が繰り返され、主張が冗長に感じられる部分がある。

詳細情報

タイトル 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書 1740)
著者 ナンシー・フレイザー(著), 江口 泰子(翻訳)
出版社 筑摩書房
発売日 2023-08-07
商品コード 9784480075659
ページ数 320ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

序章 共喰い資本主義―私たちはもう終わりなのか
第1章 雑食―なぜ資本主義の概念を拡張する必要があるのか
第2章 飽くなき食欲―なぜ資本主義は構造的に人種差別的なのか
第3章 ケアの大喰らい―なぜ社会的再生産は資本主義の危機の主戦場なのか
第4章 呑み込まれた自然―生態学的政治はなぜ環境を超えて反資本主義なのか
第5章 民主主義を解体する―なぜ資本主義は政治的危機が大好物なのか
第6章 思考の糧―二一世紀の社会主義はどんな意味を持つべきか
終章 マクロファージ―共喰い資本主義の乱痴気騒ぎ

9位: 図解でわかる 14歳から考える資本主義

9784778317232
図解でわかる 14歳から考える資本主義
発売日: 2020-11-04
インフォビジュアル研究所(著)
1,650円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

資本主義の誕生から現代の課題、 そして未来の可能性までを豊富なカラー図版でやさしく解説した一冊です。

宇沢弘文氏の社会的共通資本やハーマン・デイリー氏の定常経済、 ムハマド・ユヌス氏のソーシャル・ビジネスといった現代的な視点を取り入れ、 経済格差や環境破壊など資本主義の問題点を具体的に紹介。

SDGsが目指す持続可能な社会や、 成長に依存しない新しい経済のあり方についても提案しています。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の仕組みをシンプルに解説し、現代社会の課題を考えるきっかけになる。

・SDGsの理解を深める入門書として、イラスト付きでわかりやすく構成されている。

・14歳から大人まで、資本主義の歴史と問題点を感覚的に学べる親しみやすい内容。

・批判的視点から資本主義の課題を明示し、社会の是正方向を提示している。

・図解が理解を促し、複雑な経済の仕組みをビジュアル的に把握できる。

・富裕層の税率問題など、具体的な改善策のヒントが散りばめられている。

・資本主義の常識を整理し、環境問題や格差の背景を学ぶ入門書として最適。

マイナスのレビュー

・図解が見づらく、中学生には理解しにくい箇所がある。

・著者の主観的な資本主義批判が目立つ。

詳細情報

タイトル 図解でわかる 14歳から考える資本主義
著者 インフォビジュアル研究所(著)
出版社 太田出版
発売日 2020-11-04
商品コード 9784778317232
ページ数 96ページ
サイズB5判
高さ26cm
販売ページ

本の目次

1 資本主義の理想と現実
 経済の誕生をその大もとまでたどってみる
 人間は幸せになる道具としてお金と経済の物語をつくった ほか

2 資本主義のできるまでイエティ君の冒険旅行
 経済の主役、お金はどうして生まれたか?
 経済活動の始まり 貨幣の登場で交易が広まる ほか

3 資本主義を動かす8つの歯車
 私的所有権 なぜ自然を所有できると人は考えたのか
 市場と自由 需要と供給を調整する市場原理 ほか

4 資本主義は何を間違ったのか
 資本主義の問題を社会的共通資本という視点で考えよう
 資本主義は自然環境を自由財として損なってきた ほか

5 明日の資本主義のために
 持続可能な開発目標 SDGsが求める持続可能な経済
 イエティ君の帰った故郷が豊かさに包まれていたわけは? ほか


10位: 資本主義の中で生きるということ (単行本)

9784480864857
資本主義の中で生きるということ (単行本)
発売日: 2024-09-21
岩井 克人(著)
2,420円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

貨幣資本主義の本質を問い直し、 従来の経済学の枠を超えた新しい理論を展開するエッセイ集です。

文学や映画、リーマン・ショック、ビットコイン、 日本の近代化など幅広いテーマを扱いながら、 株主主権論や利潤最大化論への批判、 会社の本質や資本主義の倫理的課題まで多角的に論じています。 現代社会で「よく生きる」ためのヒントを与えてくれる一冊です。

口コミ


プラスのレビュー


・「自己循環論法」の指摘が資本主義の根本的な問題を浮き彫りにしている。

・「資本主義の中でどう良く生きるか」の具体的な糸口を提示している。

・資本主義と貨幣への深い考察が学者の生涯テーマとして貫かれている。

マイナスのレビュー

・「信任関係論」などの専門的概念が一部難解で理解に時間を要する。

詳細情報

タイトル 資本主義の中で生きるということ (単行本)
著者 岩井 克人(著)
出版社 筑摩書房
発売日 2024-09-21
商品コード 9784480864857
ページ数 384ページ
サイズ46判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

1 エッセイ四編
2 半歩遅れの読書術
3 時代の中で考える1―『思潮』から(二〇〇〇‐二〇〇四)
4 時代の中で考える2―『経済教室』その他から(二〇〇八‐二〇二三)
5 時代を超えて考える―『貨幣論』以降の研究から
6 時代の中で自分を振り返る
7 亡き人を悼む

11位: 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

9784910063379
資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由
発売日: 2024-09-30
ヨハン・ノルベリ(著), 山形浩生(翻訳), 山形浩生(解説)
2,475円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

自由市場とグローバル化が人類をいかに豊かにしてきたかを、 豊富なデータと鋭い論理で明快に示す一冊です。 「格差の元凶」「搾取の仕組み」といった資本主義批判に真正面から反論し、 経済成長こそが貧困や環境問題の解決に不可欠であると説きます。

億万長者の存在意義から再分配の限界、脱成長論の危うさまで、 通説をくつがえす議論が満載。 現代社会の課題に対し、 資本主義の本質とその強みを明快に示した書籍です。

口コミ


プラスのレビュー

・自由市場のメリットを客観的事実に基づき冷静に分析している

・社会主義経済が人々を幸福にしないという主張が明確に述べられている

・グローバリズムの恩恵を多角的に検証する視点が新鮮

マイナスのレビュー

・結論ありきで政府の役割を過度に否定している

詳細情報

タイトル 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由
著者 ヨハン・ノルベリ(著), 山形浩生(翻訳), 山形浩生(解説)
出版社 NewsPicksパブリッシング
発売日 2024-09-30
商品コード 9784910063379
ページ数 384ページ
サイズ46判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 資本主義は世界を救う
第2章 経済成長はなぜ必要?
第3章 自由市場は労働者を救う
第4章 トップ1%はなぜ必要?
第5章 独占企業は悪なのか
第6章 産業政策がダメなわけ
第7章 中国経済、虚像と実態
第8章 地球温暖化と資本主義
第9章 人生の意味と資本主義

12位: カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書)

9784480068897
カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書)
発売日: 2016-04-06
佐々木 隆治(著)
1,012円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

カール・マルクスの思想とその形成過程を、 最新の文献研究をもとに丁寧に描き出す入門書です。

マルクスが資本主義社会の矛盾をどのように捉え、 「剰余価値」や「階級闘争」などの理論を生み出したのか、 また晩年にはエコロジーやジェンダーといった新たな視点にも着目していたことが明らかにされています。 理論だけでなくマルクスの生涯や社会背景にも迫ることで、 彼の思想が現代にも通じる社会変革のヒントとなることを示しています。

口コミ


プラスのレビュー

・初心者にもわかりやすく、マルクスの思想と人生を物語のように学べる構成。

・「物象化」概念を通じた資本主義分析が斬新で現代社会の理解に役立つ。

・最新研究を反映し、従来のマルクス像を刷新する変革構想が明快に解説されている。

・理論の誕生過程と当時の社会背景が結びつき、深い理解が得られる。

・マルクスの人間像と思想の変遷をコンパクトにまとめた良質な入門書。

・「商品の秘密」など難解な概念を段階的に説明し、着実に理解が進む。

・資本主義への違和感を理論的に整理し、現代的な課題解決の糸口を提供。

マイナスのレビュー

・入門書と銘打つものの、初学者には難解な部分が散見される。

・マルクスへの批判的視点が不足し、礼賛的と感じる読者も。

詳細情報

タイトル カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書)
著者 佐々木 隆治(著)
出版社 筑摩書房
発売日 2016-04-06
商品コード 9784480068897
ページ数 272ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 資本主義を問うに至るまで
 1818~1848年
―初期マルクスの新しい唯物論
 人間カール・マルクスの実像
 多感な大学時代
 文学から哲学へ ほか

第2章 資本主義の見方を変える
 1848~1867年
―マルクスの経済学批判
 『資本論』の見方1―商品の秘密
 『資本論』の見方2―貨幣の力の源泉
 『資本論』の見方3―資本の力と賃労働という特殊な働き方 ほか

第3章 資本主義とどう闘うか
 1867~1883年
―晩期マルクスの物質代謝の思想
 変化したマルクスのヴィジョン
 改良闘争への高い評価
 アソシエーションとしての共産主義社会 ほか


13位: 進化する里山資本主義

9784789017633
進化する里山資本主義
発売日: 2020-04-25
藻谷浩介(監修), Japan Times Satoyama推進コンソーシアム(編集)
1,980円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

金銭優先の社会に疑問を投げかけ、 「人とのつながり」を軸に地域を活性化する新たな経済のかたち ──それが「里山資本主義」です。

本書では周防大島の20年にわたる再生の軌跡や、実践者たちが築く地域のプラットフォーム、 多拠点居住や副業といった新たな暮らしの潮流まで、 各地で芽吹いた事例を紹介。 金銭に依存せず、関係性や循環を重視する持続可能な社会の実現に向けたヒントが詰まった一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・地方再生と持続可能なライフスタイルを実現する多様なビジネスモデルが紹介されている。

・都会でも実践可能な「里山的資本主義」の可能性に希望を感じられる内容。

・過疎地域の成功事例を通し、日本の資源を活用する具体的なアイデアが学べる。

・SDGsを意識した自由で柔軟な暮らし方のヒントが詰まっている。

・地方と都市の両方で活かせる「安心の原理」に基づく経済の在り方が理解できる。

・持続可能な社会構築に向けた具体例が豊富で、読後は行動したくなる。

マイナスのレビュー

・Kindle版がPDF形式で機能制限があり、読み上げやマーカーが利用できない。

・一部の章が活動事例の羅列に終始し、深い分析に欠ける印象を受けた。

詳細情報

タイトル 進化する里山資本主義
著者 藻谷浩介(監修), Japan Times Satoyama推進コンソーシアム(編集)
出版社 ジャパンタイムズ出版
発売日 2020-04-25
商品コード 9784789017633
ページ数 336ページ
サイズ46判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 「里山資本主義」の目指す世界
第2章 周防大島が“里山資本主義のふるさと”と呼ばれる理由―20年間の地方再生ストーリー
第3章 人と地域と事業をつなぐ「プラットフォーム」
第4章 「ふるさと創生」から「地方創生」へ―自治体はどう変わったか
第5章 フロントランナーとして注目される実践者たち
第6章 対談 里山資本主義の新たな可能性

14位: 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか (講談社現代新書 2744)

9784065359068
資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか (講談社現代新書 2744)
発売日: 2024-05-16
橘木 俊詔(著)
1,034円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

富裕層がますます富み、貧困層が取り残される現代の資本主義の姿を多角的に読み解く一冊です。 日本では資産5億円以上を持つ超富裕層が9万世帯存在する一方で、 単身世帯の3割以上が資産ゼロという深刻な格差が広がっています。

アダム・スミス、マルクス、ケインズ、 ピケティといった経済思想家たちが「格差」をどう捉えてきたのかを丁寧にたどり、 経済成長と公平性の間で揺れる資本主義の本質に迫ります。

歴史とデータを織り交ぜながら、 いま私たちが考えるべき“格差との向き合い方”を提示する、 現代社会を見直すための一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・経済学史と現代の格差問題を結びつけたユニークな構成が新鮮

・マルクスからケインズまで格差是正の思想的系譜を明快に整理

・法人税増税の是非など最新テーマへの言及で現実味のある議論展開

マイナスのレビュー

・タイトルに比べて日本の格差問題への不安を強調する内容に偏り

詳細情報

タイトル 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか (講談社現代新書 2744)
著者 橘木 俊詔(著)
出版社 講談社
発売日 2024-05-16
商品コード 9784065359068
ページ数 256ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 格差の現実
第2章 資本主義社会へ
第3章 資本主義の矛盾に向き合う経済学
第4章 福祉国家と格差社会
第5章 ピケティの登場
第6章 ピケティ以降の格差論
第7章 経済成長か、公平性か
第8章 日本は格差を是正できるのか

15位: 資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

9784822246419
資本主義と自由 (日経BPクラシックス)
発売日: 2008-04-17
ミルトン・フリードマン(著), 村井 章子(翻訳)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

自由主義経済の本質を鋭く説いた名著であり、 1962年の初版以来、世界中の構造改革の指針となってきました。

政府の役割を最小限に抑え、 市場の自由こそが個人の自由を守る鍵だと説く本書では、 最低賃金制度や価格統制、公営住宅、郵便事業の独占など、 政府による14の介入政策を痛烈に批判。 教育バウチャー制度や規制撤廃など、 現代でも議論が続くテーマを早くから提起しています。

ケインズ主義が支配していた当時、過激すぎると黙殺されたこの一冊は、 今なお鋭い光を放ち続けるリバタリアニズムの古典です。

口コミ


プラスのレビュー

・新自由主義思想の核心に触れ、現代社会の課題を考えるきっかけとなる

・市場システムの公平性と効率性を論じたアメリカ資本主義の源流が理解できる

・規制緩和や教育バウチャーなど具体的な政策提言が現実的と感じられる

・法人税廃止や負の所得税など現在の日本にも通じる斬新な提案が多数含まれる

・50年前の著作ながら現代の経済問題を予見した内容に驚かされる

・政府の過剰介入への批判が福祉と自由のバランスを考える材料になる

・職業免許制度の廃止など既存システムへの異議申し立てが刺激的

マイナスのレビュー

・市場原理を絶対視する論調に現実の複雑さを軽視している印象を受ける

・福祉削減を前提とした議論に人間味や弱者への視点が欠けているとの指摘も

詳細情報

タイトル 資本主義と自由 (日経BPクラシックス)
著者 ミルトン・フリードマン(著), 村井 章子(翻訳)
出版社 日経BP
発売日 2008-04-17
商品コード 9784822246419
ページ数 384ページ
サイズA5判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

経済的自由と政治的自由
自由社会における政府の役割
国内の金融政策
国際金融政策と貿易
財政政策
教育における政府の役割
資本主義と自由
独占と社会的責任
職業免許制度
所得の分配
社会福祉政策
貧困対策
結論

16位: 資本主義の中心で、資本主義を変える

9784910063331
資本主義の中心で、資本主義を変える
発売日: 2023-09-06
清水 大吾(著)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

ゴールドマン・サックスで16年間「成長至上主義」と闘い続けた著者が、 資本主義の問題点とその変革の方法をわかりやすく解説しています。 競争原理がもたらす「成長の目的化」「短期志向」「会社の神聖化」 という三つの弊害を指摘し、日本特有の忖度文化や「ゼロヒャク思考」 が企業の硬直化を招いていると分析します。

ESG経営の真髄を企業文化の変革に求め、 1000億円超の案件を通じて経済性と社会性の両立を追求した経験をもとに、 長期的な社会への影響を重視する姿勢を示しています。 現代の資本主義を見つめ直すヒントを提供する一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・持続可能な社会実現に向けた著者の具体的な活動事例が参考になる

・資本主義の本質を理解し社会貢献と利益の両立方法を学べる

・機関投資家と企業のコミュニケーションの実態が垣間見える貴重な内容

・学生や若手ビジネスマンが現代資本主義を考える最適な入門書

・ESGやSDGsを利益創出と結びつける実践的な視点が得られる

・資本主義のネガティブ面と向き合う金融現場の生々しい声が伝わる

・Z世代が未来の社会システムを構想するためのマインドセットを提供

マイナスのレビュー

・「成長至上主義肯定」の主張が格差是正への具体策を軽視している

・金融業界の特殊事例が一般読者にそのまま適用できるか疑問

詳細情報

タイトル 資本主義の中心で、資本主義を変える
著者 清水 大吾(著)
出版社 NewsPicksパブリッシング
発売日 2023-09-06
商品コード 9784910063331
ページ数 320ページ
サイズ46判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

1 資本主義は「限界」か?(資本主義の方程式;競争原理がすべてを動かす)
2 お金の流れを根本から変える(日本の資本市場のボトルネックは「忖度」文化;「忖度」を解くカギは「緊張関係」;「空気の読めない人」が時代をつくる)
3 ピラニアを放り込め!(過去の言葉になった「Asia ex Japan」(日本を除くアジア)
「健全な緊張感」のもたらし方)

17位: 資本主義の歴史: 起源・拡大・現在

9784409510803
資本主義の歴史: 起源・拡大・現在
発売日: 2018-12-05
ユルゲン コッカ(著), 山井 敏章(翻訳)
2,420円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

歴史学の権威が古代中国やアラビアの商人資本主義から 現代の金融資本主義までを一冊に凝縮したグローバル通史です。

マルクス・ヴェーバー・シュンペーターの理論を再検討しつつ、 植民地支配による暴力と交易、株式会社の誕生 、奴隷制を支えたプランテーション経済など、資本主義の多面的な発展過程を解明。 オーナー資本主義から経営者資本主義、 さらに現代の「投資家資本主義」への変遷をたどり、 金融危機が露呈した自己破壊的側面にも言及します。

多様な社会的文脈で変化し続ける資本主義の本質を、 世界的ベストセラーが明晰に描き出します。

口コミ


プラスのレビュー

・商人資本主義から現代金融資本主義までをコンパクトにまとめた入門書として最適

・マルクスやシュンペーターの理論を参照しつつバランス良く叙述

・プランテーションや奴隷制など負の側面も公平に扱っている点が評価できる

・イデオロギーに偏らず長期的視点で資本主義の本質を捉えている

マイナスのレビュー

・専門用語が多く初心者にはやや難解な部分がある

詳細情報

タイトル 資本主義の歴史: 起源・拡大・現在
著者 ユルゲン コッカ(著), 山井 敏章(翻訳)
出版社 人文書院
発売日 2018-12-05
商品コード 9784409510803
ページ数 221ページ
サイズB6判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 資本主義とは何か
 論議のつきまとう概念
 三つの古典―マルクス・ヴェーバー・シュンペーター ほか

第2章 商人資本主義
 端緒
 中国とアラビア ほか

第3章 拡大
 ビジネスと暴力―植民地支配と世界交易
 株式会社と金融資本主義 ほか

第4章 資本主義の時代
 工業化とグローバル化―一八〇〇年以降の時代のアウトライン
 オーナー資本主義から経営者資本主義へ ほか

第5章 展望

18位: 日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 1

9784822251598
日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 1
発売日: 2016-07-13
ヨーゼフ・シュンペーター(著), 大野一(翻訳)
2,860円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

「創造的破壊」という革新的な概念を軸に、 資本主義の本質やその行方、社会主義や民主主義の可能性を多角的に論じた名著です。

経済学だけでなく、歴史・政治・社会・哲学など幅広い分野を横断し、 マルクスの思想分析から資本主義の存続可能性、 企業家によるイノベーションの意義、さらに社会主義の設計や民主主義の条件、 各国の社会主義政党の歴史まで、40年にわたる深い思索が結実した一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の本質を「創造的破壊」という視点でわかりやすく解説している。

・経済社会の変遷を長期的に捉える重要性を示してくれる貴重な一冊。

・シュンペーターの資本主義崩壊論が現代の社会問題を予見している点が興味深い。

・序文が読みやすく、本編を理解するための良いガイドとなっている。

・大企業の独占化やイノベーション減退の指摘が現代社会にマッチしている。

・資本主義の功績と課題をバランスよく論じている。

・マルクス主義を批判しつつも、その社会変革の視点を評価している点が面白い。

マイナスのレビュー

・社会主義への移行についての議論がやや浅く、具体性に欠ける。

・資本主義崩壊の必然性を説く主張が現実的とは言い難い。

詳細情報

タイトル 日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 1
著者 ヨーゼフ・シュンペーター(著), 大野一(翻訳)
出版社 日経BP
発売日 2016-07-13
商品コード 9784822251598
ページ数 512ページ
サイズB6判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

第1部 マルクス主義
 預言者マルクス
 社会学者マルクス
 経済学者マルクス
 教育者マルクス

第2部 資本主義は存続できるか
 経済成長率
 資本主義のイメージ
 創造的破壊のプロセス
 独占的行為
 禁猟期
 投資機会の消滅
 資本主義文明
 崩れ落ちる防壁
 広がる敵意
 解体

第3部 社会主義は機能するか
 下準備
 社会主義の設計図
 設計図の比較
 人的要素
 移行期

19位: ポスト資本主義の欲望

9784865280968
ポスト資本主義の欲望
発売日: 2022-08-03
マーク・フィッシャー(著), マット・コフーン(編集), 大橋完太郎(翻訳)
2,970円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

マーク・フィッシャー氏が行った最終講義5回分を収録した貴重な記録です。 資本主義に代わるオルタナティヴは本当に存在しないのか――その問いに対し、 マルクスやフロイト、マルクーゼ、ドゥルーズ&ガタリら多彩な思想家の理論を横断しながら、 学生たちとの対話を通じて模索します。

カウンターカルチャーの可能性、階級から集団意識への移行、 そして「リビドー的マルクス主義」まで、 現代社会のディストピアに抗う思想的挑戦が凝縮されています。 資本主義以外の未来を構想しようとする意欲に満ちた一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・講義の脱線や学生とのやり取りから著者の人間味が伝わる親しみやすさ

・録音テープの臨場感を活かした生々しい思考のプロセスが体感できる

・シラバスから未講義部分の構想を推測する楽しみが付加価値に

マイナスのレビュー

・講義の断片性が災いし理論の深堀りが不十分に感じられる部分も

詳細情報

タイトル ポスト資本主義の欲望
著者 マーク・フィッシャー(著), マット・コフーン(編集), 大橋完太郎(翻訳)
出版社 左右社
発売日 2022-08-03
商品コード 9784865280968
ページ数 384ページ
サイズ46判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

第1講 ポスト資本主義とは何か?
第2講 「ほとんど想像もつかない規模の社会的・心理的革命」予兆としてのカウンターカルチャーボヘミアン
第3講 階級意識から集団意識へ
第4講 組合の力とソウルの力
第5講 リビドー的マルクス主義

20位: 資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

9784087207323
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)
発売日: 2014-03-14
水野 和夫(著)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

日本がいち早く直面するゼロ金利時代を手がかりに、 資本を投資しても利潤が生まれない「資本主義の死」の状態を鋭く分析します。

グローバル化の進行で、かつて先進国だけが享受していた豊かさを全人類が追い求めるようになり、 資本主義の自己増殖システムは限界を迎えました。

利子率の異常な低下は、資本主義が機能不全に陥っている証拠であり、 成長を前提とした経済政策はもはや有効ではないと指摘。 今後は「脱成長」や「定常型社会」への移行が不可欠であり、 日本がこの大転換期に新たな社会モデルを構築するための提言をまとめた一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の限界と歴史的変遷を多角的な視点から分析している

・マルクスの資本論と現代経済問題を結びつける斬新な解釈が刺激的

・コロナ後の世界経済の変化を予測する洞察力に富んだ内容

・新自由主義経済やアベノミクスへの批判的考察が明快で説得力がある

・電子・金融空間の拡大が資本主義に与える影響を独自の視点で解明

・ピケティ理論を日本経済の文脈で再構築する試みが興味深い

・グローバル経済の本質を見誤らないための重要な示唆に満ちている


マイナスのレビュー

・専門用語やカタカナ表記が多く門外漢には理解しにくい部分がある

・「資本主義終焉」の根拠となるデータ分析が不十分との指摘も

詳細情報

タイトル 資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)
著者 水野 和夫(著)
出版社 集英社
発売日 2014-03-14
商品コード 9784087207323
ページ数 224ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ
 経済成長という信仰
 利子率の低下は資本主義の死の兆候 ほか

第2章 新興国の近代化がもたらすパラドックス
 先進国の利潤率低下が新興国に何をもたらしたのか
 先進国の過剰マネーと新興国の過剰設備 ほか

第3章 日本の未来をつくる脱成長モデル
 先の見えない転換期
 資本主義の矛盾をもっとも体現する日本 ほか

第4章 西欧の終焉
 欧州危機が告げる本当の危機とは?
 英米「資本」帝国と独仏「領土」帝国 ほか

第5章 資本主義はいかにして終わるのか
 資本主義の終焉
 近代の定員一五%ルール ほか


21位: 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)

9784065311967
今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)
発売日: 2023-02-16
白井 聡(著)
880円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

私たちの生活や感情すら「商品」と化す現代資本主義の本質を、 カール・マルクスの思想をもとに鋭く読み解く一冊です。 資本主義が外部にある自然や人間関係を取り込み、 自らの論理で変質させていく「包摂」という概念を中心に、 なぜこのシステムが終わらず深化し続けるのかを論じます。

労働力のみならず「共感」や「協働」までもが資本に取り込まれた現在、 働く者は自らの行動すら見失い、価値増殖の一部として組み込まれています。 マルクスの思想の核心を押さえつつ、 それがなぜ今必要とされるのかを明らかにする書籍です。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の本質を「包摂」概念で鋭く分析し現代社会の課題を浮き彫りにしている

・「形式的包摂」から「実質的包摂」への移行過程を具体例でわかりやすく解説

・マルクスの『資本論』を現代の気候変動やパンデミック問題と結びつける視点が新鮮

・資本主義の自己破壊的性質をマルクス理論で体系的に解明している点に説得力

・『資本論』の核心をコンパクトにまとめた入門書としての完成度が高い

・資本主義の危機を歴史的視座で捉えポスト資本主義社会へのヒントを提供

・「労働価値説」や「剰余価値」の概念を現代の労働環境に応用して解説

マイナスのレビュー

・「包摂」「疎外」などの専門用語が初心者には理解しにくい部分がある

・労働価値説や剰余価値論の非現実性を指摘する声に応える論証が不十分

詳細情報

タイトル 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)
著者 白井 聡(著)
出版社 講談社
発売日 2023-02-16
商品コード 9784065311967
ページ数 128ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 思想家マルクスの誕生
 ヘーゲル左派の一員として
 人間が生産物に支配される―フォイエルバッハ「疎外」論の影響
 「人間の本質とは、社会的諸関係の総体である」―フォイエルバッハ批判 ほか

第2章 『資本論』の世界
 なぜ、「商品」なのか?
 資本主義社会の条件
 「労働力の商品化」の過程―「本源的蓄積」の意味 ほか

第3章 「包摂」の概念、「包摂」の現在
 資本主義が地球全体を呑み込む
 形式的包摂から実質的包摂へ―機械の一部としての労働者
 フォーディズムの時代―二〇世紀以降の実質的包摂 ほか


22位: 欲望の資本主義2

9784492371220
欲望の資本主義2
発売日: 2018-04-27
俊一, 丸山(著), NHK「欲望の資本主義」制作班(著)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

テクノロジーの進歩にもかかわらず経済成長が停滞する現代社会の矛盾に迫る NHKドキュメンタリーの書籍化です。

ダニエル・コーエン氏は技術革新と成長のパラドックスを指摘し、 マルクス・ガブリエル氏は資本主義が「見世物」と化していると論じます。 トーマス・セドラチェク氏と共に、人間と社会を動かす「闇の力」の構造を解明し、 創造性を強いられる社会の息苦しさや資本主義の虚構性を問い直します。 未放送部分も収録された一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の自壊メカニズムをシュンペーター理論と現代技術革新から分析した洞察が鋭い

・ダニエル・コーエン氏の「テクノロジー恩恵の偏在」指摘が格差問題の本質を突く

・「欲望の無限回路」という資本主義の本質を哲学的に掘り下げた意欲作

・欧州知識人らしい社会民主主義的視点から新たな経済モデルを模索

・マルクス・ガブリエルら哲学者の参加で人文的視点から資本主義を再考

・対談形式ならではの多角的議論で資本主義の限界と可能性を浮き彫り

マイナスのレビュー

・前作と比べて具体性に欠け抽象的な議論が多く物足りない印象

・トランプ政権を単純にポピュリズムと断じる分析に違和感

詳細情報

タイトル 欲望の資本主義2
著者 俊一, 丸山(著), NHK「欲望の資本主義」制作班(著)
出版社 東洋経済新報社
発売日 2018-04-27
商品コード 9784492371220
ページ数 233ページ
サイズB6判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

はじめに “欲望が欲望を生む”無限回路は今
第1章 「新しいテクノロジーは経済成長をもたらしていない」―フランスを代表する知性コーエン
第2章 「資本主義はショウ(見世物)だ」―若き天才哲学者ガブリエル×異端の奇才セドラチェク
おわりに 永遠のパラドックスを引き受ける時

23位: 資本主義と奴隷制 (ちくま学芸文庫)

9784480099921
資本主義と奴隷制 (ちくま学芸文庫)
発売日: 2020-07-10
エリック・ウイリアムズ(著), 中山 毅(翻訳)
1,980円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

産業革命の原動力が黒人奴隷の労働と搾取にあったという視点から、 資本主義の起源を問い直す歴史的名著です。 勤勉や合理主義ではなく、 カリブ海の砂糖プランテーションと三角貿易によって得られた 莫大な利益がイギリスの工業化を支えたことを、 実証的な分析で明らかにしています。

奴隷制の経済的役割やその終焉の背景を解き明かし、 重商主義から自由主義へと進むイギリス資本主義の変遷を描いた本書は 、現代の経済と人権を考えるうえでもおすすめの一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義発展の背景に奴隷制が果たした役割を多角的に分析した必読書。

・重商主義の本質を植民地支配と結びつけて解説し、帝国主義の実態がわかる。

・トリニダード・トバゴの歴史から、植民地支配の影響と独立後の変化を学べる。

・世界史の重要テーマを網羅し、資本論と併読で深い理解が得られる。

マイナスのレビュー

・Ansteyの批判的論文を収録せず、議論の公平性に疑問が残る。

詳細情報

タイトル 資本主義と奴隷制 (ちくま学芸文庫)
著者 エリック・ウイリアムズ(著), 中山 毅(翻訳)
出版社 筑摩書房
発売日 2020-07-10
商品コード 9784480099921
ページ数 512ページ
サイズ文庫判
高さ15cm
販売ページ

本の目次

黒人奴隷制の起源
黒人奴隷貿易の発展
イギリスの商業と三角貿易
西インド諸島勢力
イギリスの産業と三角貿易
アメリカ革命
イギリス資本主義の発展―一七八三~一八三三
新産業体制
イギリス資本主義と西インド諸島
“実業界”と奴隷制
“聖人”と奴隷制
奴隷と奴隷制
結論

24位: ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集 8)

9784478002100
ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集 8)
発売日: 2007-08-31
P・F・ドラッカー(著), 上田 惇生(翻訳)
2,200円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

ドラッカー氏が1993年に提唱した、 これからの社会の行方を描いた先見的な一冊です。

土地や労働、資本に代わり「知識」が最も重要な生産手段となる時代の到来を指摘し、 知識労働者が経済や社会の中心的存在になると説きます。

国民国家からメガステイトへの変化、教育の役割、NPOなど社会セクターの意義まで、 幅広い視点で未来を見据えた内容が展開され、 今もなお示唆に富む洞察が詰まっています。

口コミ


プラスのレビュー

・1993年の著作ながら現代の知識社会や組織変革を予見した先見性が光る。

・「知識が価値を生む社会」という核心テーマが、現代の課題解決に直結する視点を提供。

・チームの3類型(野球型・サッカー型・テニス型)が組織マネジメントの実践に役立つ。

・日本の長期低迷の原因分析と知識労働者の生産性向上策が示唆に富む。

・再読するほど新たな気付きが得られる普遍的な洞察力が特徴。

・企業と社会の共生を説き、若手ビジネスパーソンに希望を与える内容。

・歴史的転換期における個人と組織の「有責性」を重厚に論じた教養書。

マイナスのレビュー

・前提となる教養レベルが高く、初学者には理解が難しい部分がある。

・具体的な事例よりも抽象的な理論展開が多い。

詳細情報

タイトル ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集 8)
著者 P・F・ドラッカー(著), 上田 惇生(翻訳)
出版社 ダイヤモンド社
発売日 2007-08-31
商品コード 9784478002100
ページ数 284ページ
サイズB6判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

歴史の転換期
第1部 社会
 資本主義社会から知識社会へ
 組織社会の到来
 資本と労働の未来
 生産性
 組織の社会的責任

第2部 政治
 国民国家からメガステイトへ
 グローバリズム、リージョナリズム、トライバリズム
 政府の再建
 社会セクターによる市民性の回復

第3部 知識
 知識の経済学
 教育の経済学
 教養ある人間

25位: 鎌倉資本主義

9784833423045
鎌倉資本主義
発売日: 2018-11-30
柳澤 大輔(著),  (翻訳)
1,540円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

神奈川県鎌倉市に本社を構える「カヤック」が提案する新しい資本主義の形を描いた一冊です。 持続可能な社会を実現するために、従来のGDPに代わる指標として 「地域資本主義」を提案します。 この概念は地域経済資本(財源や生産性)、地域社会資本(人のつながり)、 地域環境資本(自然や文化)の三つの要素をバランスよく活用することで成り立ちます。

地域社会資本に注力し、 ICTや仮想通貨を駆使した柔軟な働き方や地域内取引の活性化を目指します。 これにより職住近接や相互扶助を促進し、 地域ごとの幸せを追求する新しい資本主義モデルが提案されています。

口コミ


プラスのレビュー

・コロナ前から地域経済の新しい形を提案する先見性に驚かされる

・鎌倉発の実践例を通じて地域コミュニティと経済の融合を体感できる

・「手触り感のある」具体的な活動事例が参加意欲をかき立てる

・観光地のイメージを超えた鎌倉の挑戦が地域活性化のモデルに

・SDGs時代の資本主義のアップデート方法を楽しく学べる

・地域通貨やゲーム的要素を取り入れた新たな経済モデルに可能性を感じる

・里山資本主義の次の段階を考えるための重要な起点となる内容

マイナスのレビュー

・「面白法人」の企業形態が胡散臭く感じるという批判的な意見も

・資本主義の代替モデルとしての完成度にはまだ改善の余地がある

詳細情報

タイトル 鎌倉資本主義
著者 柳澤 大輔(著),  (翻訳)
出版社 プレジデント社
発売日 2018-11-30
商品コード 9784833423045
ページ数 184ページ
サイズB6判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

1 資本主義が面白くなくなってきた?
2 何をするか?誰とするか?どこでするか?
3 なぜ人はカマコンに夢中になるのか?
4 鎌倉資本主義をかたちにすると?
5 地域資本主義はどこに行くのか?
6 テクノロジーで何ができるか?

26位: 資本主義の〈その先〉へ (単行本 --)

9784480867438
資本主義の〈その先〉へ (単行本 --)
発売日: 2023-06-28
大澤 真幸(著)
2,640円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

終焉が語られつつも出口が見えない資本主義を、 経済現象にとどまらず精神的・社会的な運動として再定義し、 その本質と未来を多角的に考察した論考です。

マルクス氏の価値論やヴェーバー氏の予定説を参照しつつ、 資本主義が科学や小説など近代の広範な営みと結びついて発展してきた過程を丁寧に分析。 剰余価値の生成や技術革新への貪欲さ、 コミュニティの内外に生じる「疎外」などを論じ、 現代社会の矛盾を照射します。

最終章では、医師・中村哲氏とペシャワール会の活動を例に、 共同体の新たな普遍性や〈その先〉の社会の可能性を描き出し、 資本主義を乗り越えるための原理を提示しています。

口コミ


プラスのレビュー

・資本主義の本質を観念的側面から深く考察する独自の視点が刺激的

・マックス・ウェーバーの宗教的・文化的分析を現代資本主義論に応用した斬新さ

・エコロジーと資本主義の関係を後期マルクス主義の視点で再構築する意欲作

マイナスのレビュー

・「国家も民主主義も乗り越えた先」という概念が抽象的でイメージしにくい

詳細情報

タイトル 資本主義の〈その先〉へ (単行本 --)
著者 大澤 真幸(著)
出版社 筑摩書房
発売日 2023-06-28
商品コード 9784480867438
ページ数 456ページ
サイズ46判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 終わらぬ終わり
 「下部構造/上部構造」図式を超えて
 賭博と黙示録
 時間かせぎの資本主義
 安楽死か、それとも終わらない延命か
 量子論の裏返し
 生産力と生産関係の矛盾
 ただ一つの資本主義が残る?

第2章 剰余価値はいかにして生まれるのか
 労働価値説・再考
 利子の謎
 予定説の逆説
 剰余価値の生成
 資本としての概念、そしてコギト

第3章 増殖する知―資本のごとく
 剰余権力
 科学革命の可能条件―万有引力から考える
 増殖する知
 経験をまったく信じていないのに……
 知の階級的な分布
 懐疑と信仰

第4章 神に見捨てられた世界の叙事詩か?
 小説という新奇な文学様式
 小説の極限にある役立たない辞典
 不可能な告白を通じて―〈主体〉の生成
 キリストの不信の回帰
 神に見捨てられた世界の叙事詩?
 虚構性の勃興
 資本主義と連動する小説

第5章 “その先”へ
 科学の言説と小説の言説―無限に対する二つの態度
 「資本主義の終焉」の話題でもちきり
 プロレタリアートとは何か
 交響圏とルール圏
 「普遍性」から〈普遍性〉へ
 コミュニズムへ

27位: 欲望の資本主義

9784492371190
欲望の資本主義
発売日: 2017-03-24
丸山 俊一(著), NHK「欲望の資本主義」制作班(著)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

NHKの人気ドキュメンタリー番組を書籍化した一冊で、 資本主義の本質を「欲望」という視点から問い直します。

丸山俊一氏と制作班が手がけた本書にはノーベル賞経済学者スティグリッツ氏や、 異端のエコノミスト・セドラチェク氏、 シリコンバレーの投資家スタンフォード氏といった世界の知性による鋭い提言が詰まっています。 「アダム・スミスは間違っていた」「成長は必須ではない」 といった主張を通じて、 私たちが当然視してきた経済のルールがいかに変容してきたかを浮き彫りにします。

未放送インタビューや対談も収録され、資本主義の未来像や、 お金に代わる価値の可能性までをも示唆する内容です。

口コミ


プラスのレビュー

・経済学の知識がない人でも理解しやすい平易な文章で書かれている

・NHK番組を基にした内容で信頼性が高く、経済の基礎を学ぶのに最適

・大学で経営学を学んだ人が復習や知識の整理に適したバランスの良い構成

・現代社会の違和感を感じる人にとって刺激的な視点が満載

・紙媒体ならではの深みがあり、番組より詳細に内容を理解できる

・格差問題や持続不可能な経済システムを多角的に分析している

・ノーベル賞学者や著名経済学者の対談から得られる知見が豊富

マイナスのレビュー

・ゲストの発言と質問が噛み合わない編集ミスがある

・期待したテーマが深掘りされていない


詳細情報

タイトル 欲望の資本主義
著者 丸山 俊一(著), NHK「欲望の資本主義」制作班(著)
出版社 東洋経済新報社
発売日 2017-03-24
商品コード 9784492371190
ページ数 244ページ
サイズB6判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 「アダム・スミスは間違っていた」“近代”経済学の巨人・スティグリッツ
第2章 「資本主義は成長がマストではない」異端の奇才・セドラチェク
第3章 「資本主義は完璧じゃない。労働のない社会が来る」未来をクールに見る投資家・スタンフォード
特別対談 「成長資本主義が世界の不安定化を招いている。GDP至上主義と決別せよ!」セドラチェク×小林喜光

28位: 資本主義リアリズム

9784909237354
資本主義リアリズム
発売日: 2018-02-20
マーク フィッシャー(著), セバスチャン ブロイ(翻訳), 河南 瑠莉(翻訳)
- (2025/05/09 時点の書籍価格)

批評家マーク・フィッシャー氏による現代社会への鋭い問題提起です。 ポップカルチャーや日常に潜む矛盾から、 「変化など不可能」と信じ込まされた社会の構造を浮かび上がらせ、 資本主義がいかに個人の想像力や政治的意識を抑圧しているかを明らかにします。

うつ病を政治的問題と捉える視点や、 「再帰的無能感」などのキーワードを通して、 人々が無力感に包まれたまま現状を受け入れている姿に異議を唱える本書は、 現代の息苦しさに言葉を与える一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・現代資本主義の閉塞感をポップカルチャー分析で鮮やかに可視化した一冊

・うつ病的な無力感と資本主義の関係を鋭く指摘する問題提起の書

・ジジェクやドゥルーズ理論をわかりやすく応用した社会批評として出色

マイナスのレビュー

・社会批評よりもポップカルチャー分析に特化した方が良かったとの指摘

詳細情報

タイトル 資本主義リアリズム
著者 マーク フィッシャー(著), セバスチャン ブロイ(翻訳), 河南 瑠莉(翻訳)
出版社 堀之内出版
発売日 2018-02-20
商品コード 9784909237354
ページ数 212ページ
サイズ46判
高さ19cm
販売ページ

本の目次

第1章 資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい
第2章 もし君の抗議活動にみなが賛同したとしたら?
第3章 資本主義とリアル
第4章 再帰的無能感、現状維持、そしてリベラル共産主義
第5章 一九七九年一〇月六日―「何事にも執着するな」
第6章 形あるものみな広報へと消えゆく―市場型スターリニズムとお役所型反生産
第7章 「…二つの現実が折り重なって見えるとき」夢作業および記憶障害としての資本主義リアリズム
第8章 「中央電話局というものはない」
第9章 マルクス主義のスーパーナニー

29位: 資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界

9784065133101
資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界
発売日: 2019-03-29
佐々木 実(著)
2,970円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

経済学者宇沢弘文氏の生涯と彼の経済学の理論を描いた伝記です。 宇沢氏は50年以上前に資本主義の不安定さを数理経済学を通じて証明し 、世界の経済学界に衝撃を与えました。

彼の理論は行き過ぎた市場原理主義に対抗し、 人々が平和に暮らせる世界を目指すものであり、 その信念は生涯を通じて変わることなく貫かれました。

宇沢氏の経済学者としての成長過程や、 彼が直面した激動の時代背景を解説しつつ、 難解な経済学理論を時代と共に分かりやすく説明しています。 宇沢氏の波乱に満ちた生涯と思想を掘り下げた一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・経済学の歴史的流れを宇沢弘文の生涯と重ねて学べる貴重な一冊

・新古典派経済学への批判と「社会的共通資本」の思想が現代に通じる

・ケインズやフリードマンらとの交流から経済学史の核心に迫る構成

・理論経済学者としての栄光と社会的実践の両面を描いた人間味あふれる評伝

・米国での活躍から日本の公害問題への取り組みまで生涯を丹念に追跡

・市場原理主義への対抗軸としての「人間中心経済学」を体現する人物像

・600ページ超の大著ながら経済学史の教科書的な深みと読み応えを併せ持つ

マイナスのレビュー

・分厚さがネックで気軽に読める内容ではなく敷居が高い

・理論的解説が専門的すぎて一般読者には理解が難しい部分がある

詳細情報

タイトル 資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界
著者 佐々木 実(著)
出版社 講談社
発売日 2019-03-29
商品コード 9784065133101
ページ数 642ページ
サイズB6判
高さ20cm
販売ページ

本の目次

リベラリズム・ミリタント
朝に道を聞かば夕に死すとも可なり
ケネス・アローからの招待状
輝ける日々
赤狩りの季節
カリフォルニアの異邦人
別れ
シカゴ大学「自由」をめぐる闘争
もうひとつのシカゴ・スクール
二度目の戦争
「陰(Shadow)」の経済学へ
“ドレス”と“自動車”
反革命(The Counter‐Revolution)
空白の10年
ローマから三里塚まで
未完の思想Liberalism

30位: 韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書 2549)

9784065181942
韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書 2549)
発売日: 2019-11-13
金 敬哲(著)
946円 (2025/05/09 時点の書籍価格)

韓国社会に広がる過酷な競争の実態を描くこの書籍は、 世代ごとの現状を徹底取材したルポルタージュです。

小学生が高校の数学を学び、塾を何軒も掛け持ちする子どもたち、 「N放世代」と呼ばれ将来に希望を見いだせない若者、 リストラと教育費に苦しむ中年、そして退職後も働き続ける高齢者―― すべての世代が新自由主義的政策のもと、 激しい競争に晒されています。

社会保障の脆弱さや格差の拡大は、 日本を含む他国にとっても他人事ではありません。 行き過ぎた資本主義が生む“未来の現実”に警鐘を鳴らす一冊です。

口コミ


プラスのレビュー

・韓国社会の過酷な現実を年代別に克明に描き出した衝撃的な内容

・急成長の代償としての格差拡大を歴史的経緯から解き明かす視点

・儒教的社会構造と資本主義の歪みが生む矛盾を多角的に照射

・特定の勢力を悪者にせず中立的な立場で問題の本質を追求

・過度な競争社会がもたらす人間関係の分断をリアルに描写

・日本社会の未来像を考える上での貴重な比較材料として有益

・インタビュー形式を活かした臨場感ある社会の断面図

マイナスのレビュー

・過度に暗い描写ばかりで希望ある事例の提示が不足している

・日本との単純比較が安易で分析の深みに欠ける部分がある

詳細情報

タイトル 韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書 2549)
著者 金 敬哲(著)
出版社 講談社
発売日 2019-11-13
商品コード 9784065181942
ページ数 224ページ
サイズ新書判
高さ18cm
販売ページ

本の目次

第1章 過酷な受験競争と大峙洞キッズ
 大峙洞キッズとマネージャーママ
 何でもありの大峙洞塾業界
 政治に振り回される韓国の教育政策

第2章 厳しさを増す若者就職事情
 最悪の就職率と卒業猶予生
 N放世代とスプーン階級論

第3章 職場でも家庭でも崖っぷちの中年世代
 襲いかかるリストラの恐怖
 我慢を続ける「雁パパ」たち

第4章 いくつになっても引退できない老人たち
 居場所をさがす高齢者たち
 「敬老社会」から「嫌老社会」へ

第5章 分断を深める韓国社会


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